この記事は平成28年5月15日の記事です。
茨城つくば会館と同時進行で
東京初の会館が練馬区桜台に誕生する。名称は「東京桜台会館」。鉄筋3階建ての堂々たる勇姿は首都の法城にふさわしい。3月に建立が始まった「茨城つくば会館」とともに、無上仏より賜った2つの法城建立に向かって、関東学徒は走りだしている。
「苦節5年、待ちに待った建立が始まりました!」。
念願だった法城建立の大事業に、建立委員長を務める尾関さんは声を弾ませる。
会館候補地を5年前より探してきたが、都内は地価が高く、騒音も多いため、法城に適した用地には、なかなか巡りあえなかった。
今回の候補は、地下鉄・氷川台駅から徒歩7分、池袋、新宿、渋谷などの都心部から乗り継ぎなしで行ける閑静な住宅街にあり、仕事で忙しい青年層からも集まりやすいと好評だ。
5月1日、埼玉熊谷会館で開かれた「親鸞学徒の集い」に関東一円の学徒が集まり、1300万都民に無上道の旗を高々と示そうと誓い合った。
離郷門徒に「教え」届ける
東京都内で仏教講座を主催する林さんは、最近、講座に足を運ぶ参加者の傾向について、
「故郷を離れて上京してきた団塊の世代が増えています」と分析する。
ちょうど、地元に残してきた両親が亡くなる世代であり、墓をどうするか、などの悩みをきっかけに聞法する人が多いという。
「浄土真宗とはどんな教えなのか、知りたいと思っても、都内の寺にはなじみがなく敷居が高いからと、困って仏教講座にやってくる人が多いのです」。
こうした思いの人々を迎え入れる法城が東京にはぜひ必要、と林さんは意欲を燃やす。
会館付近の石神井川沿いは、春になると桜が咲き誇る人気スポットである。
候補地確認の際、桜吹雪の舞う光景を目にした建立委員長の尾関さんは、
「桜色の表紙の『なぜ生きる』シリーズ100万部突破の機運に乗じて、今年、多くの人が仏縁を結ばれるでしょう。『なぜ生きる2』には、決死報恩に立ち上がった本光房了顕の実話が記されています。先達を鑑として、新しい法友を受け入れる首都・東京の法城建立を、皆で一丸となって果たしたい」
と抱負を語った。
編集後記
今では法友にとって馴染み深い東京桜台会館も、候補地として見つかるまでには5年もかかりました。
多くの方のご苦労に感謝せずにおれません。
これからもより一層真剣に、東京桜台会館で共に聴聞させていただきましょう。