今回は、東京の親鸞学徒、N.M.さんにインタビューをしました!

生まれ育った町はどんなところでしたか?
(N.M.さんの回答)
静岡県 熱海市に生まれ育ちました。
海と山があり、海鮮が美味しいです。
多くの温泉旅館があることで有名ですが、
実は「サウナの聖地」があることでも
知られています。

どのような子供でしたか?
(N.M.さんの回答)
高校生の頃までは熱海にいました。
母がよく言うのですが、
とてもよく寝る子で、静かで口数少なく、
ずっとだっこされていました。
保育園で走っている私の姿を見た時初めて、
「走れるんだ!」と分かったそうで、
本当は歩けるのに、だっこされているのが
大好きでした。
恥ずかしがり屋な性格で、
授業の時も自分から手を挙げず、
ほどほどで生きてきたと思います。
2歳からクラシックバレエを始め、
小学生の頃には合唱団にも入っていて、
歌や踊りが大好きでした。
スポーツも好きで、
中学はテニス部、高校では空手部でした。
大学ではバンドサークルで
ボーカルをやっていました。

仏教を聞いたきっかけはどんなことでしたか?
(N.M.さんの回答)
夫がきっかけでした。
付き合っているときから、夫から仏教の話を
時々聞いていました。
初めの頃は、夫は一人で聴聞に出掛けていき、
こういう話を聞いたよ、と後で
先生のご説法を聞かせてくれました。
また夫から高森顕徹先生のご著書を勧められて、
読んだりしていました。
最初は、生きる目的があるということを聞いて
とても驚きました。
生きる目的は、人それぞれでみんな違うと
思っていたからです。
万人共通の答えがあると聞き、
人生に目的があるなら果たしたいと思いました。
また、因果の道理のお話が、
しっくりと納得できて、
確かな教えなのかなと思いました。
阿弥陀仏の本願に救われた、
絶対の幸福の世界は、その幸せになってみないと
本当かどうか分からないですが、
因果の道理は、実践したら間違いなく
今から幸せに恵まれます。
善いことをしたら善い結果が返ってくることには
間違いがありません。
これは聞かないといけないなと思いました。
「諸悪莫作、衆善奉行、自浄其意、是諸仏教」(七仏通戒偈)
“諸々の悪を作すこと莫れ、諸の善を奉行し、自ら其の意を浄くせよ。是れ、諸仏の教えなり”
因果の道理は仏教の入口であり、教えの定規である。仏教の根幹と言われる所以だ。
『なぜ生きる2』
しかし聞き始めの頃は、
仏教の話はとても暗いと思っていました。
死んだら地獄に堕ちるとか、
みんな悪人だとか、本当の善はできないとか。
そういうお話は、面白くもなく、
楽しくもないので、夫と喧嘩もしました。
でも、当時を振り返ってみると、
反発していたのは、
納得している部分もあったからこそと思います。
「全人類は悪人なんだ」と言われて、
母親の慈悲や愛情も、偽善なのかな、
そんなことないよな…と疑問でした。
しかし今、母親になって知らされることは
自分の子供に対しては何でもしよう、
ちゃんとすくすく育ってほしいと願う一方、
それはこういう子に育ってほしいという、
勝手な自分の理想、偽善なのかなと思うことがあり、
否定できません。
また同時に、親の大恩十種に説かれる通り、
両親に愛されて育てられたことを、
親になって改めて知らされ、
仏教は本当のことを言われているのだなと
知らされます。
反発を抱くことはあっても、
聞けば聞くほど納得でき、自分の中で、
これは聞かねばならない、
大事な教えだなと、不思議と思えました。
また、私に伝えてくれた夫が
性格的に物事を疑って入る人で、
そういう人が聞いているということは、
怪しいものではないだろうなと思いました。
自分の付き合っている人が学んでいるものを
自分も学んでみたいという思いもあり、
嫌悪感もなく、純粋に聞いてみようと思いました。
しかし、誰から聞くかが大事だと思いました。
彼氏がデート中に無常とか、暗い話をするので、
私「なんでそんな話するの!」
夫「でも大事なんだよ」
私「今しないでいい!」
という感じになることもありました(笑)

仏教を聞いて感動したことはどんなことですか?
(N.M.さんの回答)
先ほどお話しした「因果の道理」と、
「生きる目的」です。
生きる目的は、考えても分かりませんでした。
踊ること、歌うこと、表現することが好きでしたが
就職するとなったときには、
就きたいと思う職業がありませんでした。
でもしっかり就職しなければ、
親にも世間にも心配されてしまいます。
自分は何のために生まれてきたのか。
自分の使命は何なのか、その時に考えずに
おれませんでした。
仏教を聞くまでは、生きる目的は、
趣味やプライベートの時間を楽しんで
充実したものにすることなのかなと
思っていました。
仕事にはやりがいを持っておらず、
自分の好きなことをできていればよいと
思っていたのですが、
「本当にそれでいいのかな」
と不安がありました。
自分は何のために生まれてきたのかなと
いうことを考えていたと思います。
でも、答えがなかったから、
目先の楽しさで考えないようにしていました。
そんな人生を送ってきた中で、
「生きる目的がある」と聞かされて、
安心感がありました。
でもそれがどんなことか、
自分で考えても分かりませんでした。
苦しみやさびしさをごまかす努力は、いりません。「なんと生きるとは素晴らしいことか!」人生の目的を達成すれば、現在の一瞬一瞬が、かの星々よりも光彩を放つでしょう。
『なぜ生きる』

聞き続けようと思ったのはどうしてですか?
(N.M.さんの回答)
後生の一大事を知らされたからです。
その解決が目的で、果たすために
聞き続けています。
生き方という意味でも、
生きる目的がはっきりしていると、
生き方も変わってきます。
そういう意味でも聞き続けた方がいいと思います。
中でも、三世因果の道理に驚きます。
善いことをしても悪い結果が返ってくると
思うこともありますが、
三世因果の道理を知らされると、
善いことをしたら必ず善い結果が返ってくると
納得できます。
過去世の種まきで、いつ自分に
悪い結果が来るか分からないので、
だからこそ聞き続けています。
※三世:過去世、現在世、未来世
“現在世の行為の結果が、たとえ現在世で現れなくても、必ず「未来世」に現れますから、
「三世因果」は三世十方を貫く真理であると教えられているのです。
この仏教の「三世因果」の道理が正しく理解されますと、いかに「現在」が大切かが知らされます。”
『親鸞聖人の花びら 藤の巻』
今の聞法・活動の原動力はどんなことですか?
(N.M.さんの回答)
定期的に自宅に学徒の方々を招き、
講を開催していますが、
聞法に頑張る皆さんの姿を見て、
自分も頑張ろうと思えます。
講を開くご縁をいただき、
わざわざ来てくださる方があるからには、
ちゃんと準備をして、
皆さんがきちんと聞法できるよう
環境を整えないといけないなと思います。
それは自分の為にもなっています。
他の方々は、皆さんのお世話や勉強会の係、
講座の告知を自主的にされていて、
自分も頑張らないといけないなと思います。
今頑張っていること、今後の抱負は?
(N.M.さんの回答)
仏教を家族に伝えることです。
両親をはじめとした大切な人に
仏教を聞いてほしいです。
父は興味があるようで、
高森顕徹先生のご著書もプレゼントして、
仏法讃嘆しています。
母は仏教によいイメージを持っておらず、
私が聞いていることに反対はしていないのですが、
自分は聞かなくてもいいよ、という感じです。
少しずつでも聞いてもらいたいと思い、
最近は『月刊 人生の目的』を色々なプレゼントと
共に母に送っています。大恩ある両親に伝えたいと
頑張る法友から学ばせてもらいました。
少しずつでも、母の仏教に対する思いを
良くしていきたいと思います。
「宿善まかせ」とご教導いただくように
母が聞くようになるかは分かりませんが、
仏縁を念じて、少しずつでも
頑張っていきたいです。
また、自分自身に子供ができて思うことは、
夫ともよく話すのですが、
子供は親の姿をよく見ているということです。
特に母のことを見ているように思います。
私のすることを真剣に見ています。
ならば、私自身が仏教を真剣に聞けば、
仏教に悪いイメージを抱かず、
「私も聞いてみよう」と、
聞くようになると思うんです。
家族で聞き求めていけるように、
頑張りたいです。

編集後記
N.M.さん、お子さんが最近合掌できるように
なったことを嬉しそうに語っておられました。
お子さんの笑顔が、
講の参加者も幸せにしてくれます。
すべての人が本当の幸せに生かされる法を
自らも信じ、他人にも教え聞かしめる、
法の継承者たる、未来を担う親鸞学徒を
心から愛し育てていくN夫妻のお姿に、
いつも元気をいただいています。
子どもたちの仏縁を、一人一人が温かく見守り
育んでいきたいですね。