先日、東京桜台会館が落慶して6周年を迎えました。
その時に吉岡先生と松本先生に、法話をしていただきました。

親鸞聖人が最も喜ばれる報恩講とは、どのようなものか
蓮如上人の時代、報恩講がどのように行われていたのか、『御文章』から話がありました。
1)如来聖人のご恩に報いようと、真宗門徒はこぞって参詣し、多くの懇志が寄せられていたこと。
2)信心獲得してこそ真の報恩と心得て、真剣に聞法していたこと。
3)仏法讃嘆では、教えの分からないところを、とことん尋ねていたこと。
この3点について、お聞きしました。
中でも「御正忌」の『御文章』に次のように教えられています。
抑、この御正忌のうちに参詣をいたし、志を運び、報恩謝徳をなさんと思いて、聖人の御前に参らん人の中に於て、信心を獲得せしめたる人もあるべし、また不信心の輩もあるべし。
以ての外の大事なり。
その故は信心を決定せずは、今度の報土の往生は不定なり。
されば不信の人も速に決定の心を取るべし
引用:ご文章5帖目11通
『このたび皆さんは、親鸞聖人の広大なご恩を知らされ、その聖人のご恩に報いようとして参詣されました。
そして尊い布施もなされた皆さんには、信心獲得している人もありましょうが、まだ信心獲得していない人もあるでしょう。
信心獲得していないほど、私たちの一大事はありません。
なぜかと言いますと、信心獲得していなければ、極楽へ往生して仏にはなれないからです。
だから、皆さんに早く信心獲得していただきたいのです。』
「御正忌」とは報恩講のことです。
「信心を獲得せしめたる人もあるべし、また不信心の輩もあるべし。以ての外の大事なり」
とあるように、信心獲得していなければ、後生は「以ての外の大事」と仰って、この一大事の解決、信心獲得することが、報恩講の目的であるとハッキリ示され、信心獲得してこそ聖人のご恩に真に報いることになる、と教えられています。
今度の報恩講では、ぜひ二千畳で、共に真剣な聞法に身を沈めたいと思います。
編集後記
落慶から6周年ということで、時間の経つ速さを感じます。
真の報恩ができるように、共に真剣な聞法をさせていただきたいと思います。